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zoom RSS 愛鳴之藩国 藩国内路面電車

<<   作成日時 : 2008/09/05 23:28   >>

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愛鳴之藩国を歩いていると、ふと目に付くものがある。
道路のあちこちがゆっくりとしたスロープでへこんでいるのである。
よくみると気付くだろう。それらが必ず藩国中を走っている路面電車の停車駅である事を。

路面電車の床を低く作る事は出来ても地面と同じ高さには出来ず、
かといって停車するごとに躯体全体を上下させるような機構も積む事が出来ず。
路面電車の乗り口にある段差をなくす為、
この国では歩道を高くするのではなく、
車道を一部低くする事にした。
その結果、歩道に段差はなくなり、かつ路面電車へも段差無しで乗れるようになった。

国民、と言っても主に子供達や子連れの家族、
はたまた老人達や、妊婦さんや、怪我をしてる人などをその視線の先に見ているが、
そんな人たちが使いやすくなるなら効率を捨て、公共側が努力する。
その一例である。

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ここ、愛鳴之藩国では老若男女、健康不健康を問わず、
誰でも使いやすく、かつ「最もゆったりとした時の中を生きる人」
に歩調を合わせた交通機関として
路面電車が走っている。

具体的には
○低く、乗り降りの際にも車の中にも段差がない床。
○間口が広く、乗り降りしやすい戸。
○視認しやすく、かつ数が多い手すり。
○車椅子でも移動の楽な車内通路。
○子供でも視界を邪魔されにくい天上面の案内表示
○全席優先席
○安全の為に最も大切な人の手を欠かさない少し多い乗務員。
○木やクッション材などの衝撃が少ない素材が多く用いられ、転んでも痛くない。
○全体的に丸みを帯びていて、尖った所や稼動部の危険を極力排除している。
などの特徴を持っている。

住人のすべてが元気で働き盛りであれば、
もっと効率が良く、スピーディーに運用される
路面電車も作れるだろう。
しかしそんな人たちにも子供時代もあれば、子供をつれて利用するときも有る
怪我している時もあれば、いつかは老人になる。
だから、その国で作られた路面電車のコンセプトは
「人生のすべての場面で共に歩める路面電車」なのである。
(象さんがモチーフの貨物列車や、可愛い外見のミアキス君車両など
デザイン的に子供を喜ばせるような工夫が盛りだくさんで、
 明らかに子供達への対応が手厚いのはお約束である。)

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帝國環状線の駅を降り、愛鳴之藩国内の路面電車に乗り換えた人たちは
口をそろえて「時の流れの違いを感じた」という。
なぜならその国の路面電車は効率の為の電車ではなく、
時の流れを噛み締める為の電車なのだからと言われている。


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